日本国内には、数多く空港がありますが、飛行機での旅行で気になるのが空港アクセスです。他の交通機関よりもいくら速く移動できるとは言っても、空港まで時間がかかるのでは、飛行機の利点も半減です。今日は空港アクセスについて考えてみたいと思います。
福岡空港
私がいろいろ使った中で一番空港アクセスが便利なのは、福岡空港だと思います。空港と繁華街(たとえば天神など)まで地下鉄であっという間、約10分くらい。ギリギリまで観光することができます。
ちなみに福岡空港は、国際線も就航する空港でもあるので、中国の各都市、韓国、東南アジアの各国、ハワイはホノルルなどに行くのも便利ですね。
しかし、この空港にも問題があります。かなり賑わっている空港にもかかわらず、福岡空港の運営会社は、2019年4~9月期連結決算で30億円の最終赤字と発表しています。理由はいろいろあるのでしょう。最近の日韓関係だったり、用地の借地料が大きかったりするのが影響しているのかと思われます。また、空港があまりに街に近いので建築物等に高さ制限が設けられています。
成田国際空港
昔に比べれば、かなり空港アクセスも改善されました。開港当初は、京成電鉄だけだったそうで、しかも、駅は空港から少しはなれたところにあり、そこからバス移動だったそうです。また、開港の経緯から厳重な警備が実施され、検問が設けられていたことは、覚えている人も多いでしょう。
現在のアクセスについて、成田スカイアクセス線、京成本線、JR線が利用できるようになりました。空港と東京都心との所要時間は「スカイライナー」で最速36分ほどとなっています。
羽田空港
羽田空港には、モノレールはもちろんのこと、京急も乗り入れています。モノレールだと、13分から19分くらい。国際線乗り場には直結しているので、すぐにチェックインカウンターへ行くことができます。京急で品川駅まで15分くらい。京急蒲田までは10分くらいでしょうか。
将来的には、羽田空港アクセス線が計画されており、東海道貨物線の東京貨物ターミナル付近から羽田空港国内線ターミナルまで約5.0kmの新線を建設し、既存の路線と接続、東京―羽田空港間は約18分になるとのこと。これは便利になると思いますが、京急とモノレールとアクセス線の三つ巴の戦いになるかと思うと、モノレール好きとしては、東京モノレール羽田線が生き残れるのか少し心配です。